境内のご案内
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御本殿・摂末社・祠
ご本殿・拝殿
応安6年(1373)建立の御本殿と拝殿は、共に国の重要文化財に指定されています。
御本殿は日本で現存する最古の松竹梅の彫刻が施されており、また拝殿は山口地方特有の造りを、今に伝えるものです。
藤森稲荷神社
御祭神
倉稲魂神・事代主神・住吉神
祭 日 4月・10月
鎮 座 明治41年
御神徳 商売繁盛・五穀豊穣
元は市内相良小路という場所に鎮座されていた藤森さまと稲荷さまを、明治41年境内に遷した神社です。
地元の有志により毎年春と秋に祭典を行う藤森稲荷講が古くからあり、現在講員は50名を超えます。
社殿内では稲荷の神のお使いにちなんで"きつねみくじ"を頒布しております。
ご参拝の記念にぜひお受けください。
三森神社
御祭神
大歳神・高龗神・闇龗神・柿本神
祭 日 9月1日・12月10日
鎮 座 明治41年
御神徳 身体健全・脱腸封じ
元は市内惣太夫町(山口駅裏辺り)に鎮座されていた三つの神社を、境内に合祀し鎮座された御社です。三つの森が合わさったため、三森神社と呼ばれています。
御祭神の内の一柱、柿本人麻呂の大神の御神徳より、身体健全・脱腸封じのためお参りされる方が多くおられます。
金刀比羅神社
御祭神
大歳神・大山祇神
祭 日 3月10日
鎮 座 不明
御神徳 交通安全・海上安全
市内有数の呉服屋を経営されていた八木宗十郎氏(初代山口市長)より懇願され、境内に鎮座されました。
水神さま
御祭神
罔象女神(みづはのめのかみ)
御神徳 水の神さま
市内に流れる一の坂川の源流近くにあった祠が、ある時下流の千歳橋(現市役所前辺り)まで流れ着き、長くお祀りされてきましたが、昭和40年代に現在地に遷されました。
水神さまとして、現在も7月にお祭りが行われています。
眼力さま
御祭神 眼力神
御神徳 眼の健康
古くはこの祠前に湧き水があり、それで目を洗うと視力が衰えない、とされていました。
みどころ
神庫
神庫の中には、山口天神祭にて御祭神がお載りになられる御網代車(おあじろぐるま)、備立行列にて使用される御弓や大内十文字槍などが納められています。
狛犬
御本殿前の狛犬は、平成の御大典記念事業として、平成2年に建立されたものです。
下の台座は、明治43年に地元大殿小学校を卒業した同窓生により、昭和3年奉納されました。
石鳥居
参道正面にある大きな石鳥居は、元禄14年(1701)建立のものです。平成29年、御遷座400年記念事業として解体改修工事を行いました。
神額には古熊神社の旧社名である「今天神」と記されています。
句碑
鸛の巣に嵐の外の桜かな
松尾芭蕉
当社は古来より、山口有数の桜の名所であったため、芭蕉の桜の句碑が建てられています。
歌碑
海ならずたたへる水の底までに
きよき心は月ぞてらさむ
御祭神 菅原道真公御詠
放生池の中には、道真公が蟄居中に詠まれた歌の碑が建てられています。
清く明き誠の心を貫かれた御祭神のお姿がしのばれます。
詞碑
月耀如晴雪 梅花似照星
可憐金鏡轉 庭上玉房香
御祭神 菅原道真公御詠
道真公が11歳の春の夕方、父君より「月夜に梅花を見る」と題して詩作を命ぜられて始めて作った漢詩です。『菅家文章』という書籍の巻頭を飾っています。