令和2年6月3日(水)午後6時半、境内にある藤森稲荷神社(ふじのもりいなりじんじゃ)を崇敬する方々による藤森稲荷講の春季講社祭を執り行いました。
例年は4月に行っていましたが、今年はコロナウイルスの影響により延期、本日参列者の座る椅子の間隔を空ける等の対策を施し、斎行する運びとなりました。

藤森稲荷神社は明治年間に市内から古熊神社境内に移り、以来山口中心商店街の方々や、市内の様々な経営者の方から崇敬され現在に至ります。
中でも特に崇敬される方によって組織されている「藤森稲荷講」は現在50名を超え、春と秋の年2回講社祭を行っております。


祭典では、神職と講員みなで大祓詞(おおはらへのことば)というお祓いの言葉を奉唱。
太鼓の拍子に合わせ、講員一丸となり東山にこだまする大祓詞は大変清々しく、神様もお慶びであろうと思った次第です。
宮司より、「本日お集まりの皆さんはもちろん、皆さんの会社で働かれている従業員の方々、全ての方々が健康で、"負い持つ業(わざ)"に励むことが出来るよう、祝詞で申しました。最近の流行り病により、夜も眠れない日が続いていると思います。そのような時だからこそ、神様の前で額突(ぬかづ)く素直な気持ちが大切であろうと思います。」と挨拶がございました。
例年通り、当たり前に祭典が行えることがどれだけ有り難いことか、痛感する日々です。
秋の講社祭は例年10月です。例年通りに秋のお祭りが出来ますように。