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梅もぎを行いました

梅雨前の暑い日が続きます。マスクをつけながらの行動がだんだんと辛くなってきましたね。

さて、本日朝9時より恒例の梅もぎを行いました。

天気は快晴!清々しい朝からスタートです。

朝日を背にする御本殿。西を向く社殿は全国的にも珍しいです。

御祭神である菅原道真公は、幼少の頃より梅の花を和歌で詠まれており、大宰府に向かわれる際にも、


東風吹かば匂ひよこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな


と詠まれていたりと、大変梅を愛されておられました。

それにちなみ、全国の天神さまでは梅の木が大変多く植えられております。


梅もぎを職員だけで行うと日が暮れてしまいますので、毎年備立行列保存会・敬神婦人会の皆さまにお手伝いいただいております。

4月の春祭以来2か月間お会いしておりませんでしたので、みんな会話が弾みます。

マスクをつけ、談笑しながら梅もぎ

境内には100本ほどの梅の木があり、一つ一つ丁寧に手でもぎっていきます。

手が"たわない"(山口弁で「届かない」)梅の実は、備立行列の男性陣の出番!

「ちょっとそこ押さえちょってくれぇ!」

お話ししながら次々と梅をもいでいると、あっという間に境内全ての梅もぎが終了。正午には全て採り終えました。

今年は例年に比べて豊作!

ここからは敬神婦人会の皆さまの腕の見せ所。きれいに水で洗って、塩をまぶして水抜きをします。

こののち、真夏になったら土用干しを行い、お正月にはご参拝の皆さまへのお下がりの「大福梅(おおぶくうめ)」としてお分かちされます。

お正月縁起物の「大福梅」

久しぶりに氏子の皆さんとお話しできて、楽しくすぐ時が経ってしまいました。

距離は取ってはいましたが、面と向かっておしゃべりをする大切さ、人と時間と場所を共有する楽しさを改めて実感いたしました。

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