当社のご祭神である菅原道真公は、今から1,121年前の延喜3(903)年2月25日にお亡くなりになられました。
そのことから毎年2月25日は、全国の天満宮でご命日のお祭りを執り行います。
当社では御正祭(ごしょうさい)といい、氏子崇敬者の皆さまご参列のもとおこないます。
祭典前にはご参列いただいた皆さまへ、天神さまのご生涯をお話しいたします。
「学問の神」として有名な天神さまですが、なぜそうなったのか、なぜ平安時代の貴族の方が今でも全国的にお祭りされ続けているのか。
その背景をお話しし、今日のお祭りの意義を深く理解することで、皆さまの天神さまへ心を寄せていただくきっかけとなればと思います。
そしてご神前には、天神さまがお好きであった紅白の梅の花をお供えいたします。
このことから、別名梅花祭とも申します。
最後には宮司より、正直であった天神さまのお心をお伝えし、お祭りは修了いたしました。
心だに誠の道にかなひなばいのらずとても神やまもらむ
菅原道真公
天神さまのお心を、お祭りを通じて現代にもお伝えすることに、神社の意義があるものと思います。